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マッチポンプ

 せっかくのリクエストなので、少しフェルデンクライスについて書いてみます。
創始者であるモーシェ・フェルデンクライスはいわゆる呼吸法、呼吸訓練についてはっきりと
「百害あって一理なし」
といった調子で否定しています。呼吸のレッスンもありますが、それはふだんの生活の中で、「楽な呼吸(赤ちゃんのような自然な呼吸)」を阻害している精神や筋肉の緊張を少しずつ解きほぐしていくような組み立てになっています。
 ですから、手を上げながら、吸いこんでいき、止めて、ゆっくりと吐いていくという動作(天遊ですね)を繰り返すというようなことは、まったく想定外と言っていいでしょう。
 西野塾でも、無理な呼吸で、横隔膜が上がりぱなしなったり、かえって肩や肩甲骨を硬くしている人を多く見かけますが、まさに呼吸法の弊害といったところでしょう。家でこの調子で何時間もやれば、過剰な思い入れや反応をするのはあたりまえかもしれません。
 この症状に一番効果的なのが「対気」で大きく反応したり、叫んだり、走ったりすることでしょう。
 しかしこれではマッチポンプ(※古いなぁ)とでもいった状況で、自分で苦しくしておいて、解放するということで、それなりの効果はあるかもしれませんが、効率が悪すぎる気がします。

 「それでは、なんでおまえは両方やっていけるのか」
と思われるかもしれませんが、ここで出てくるのが、西野先生が本当に始められたころから力説されている「
緩める」ということでしょう。私は、これが最終の目標で、登り口がフェルデンクライス・メソッドであれ、西野流呼吸法であれ変わりないと考えています。
 そして、これらを調和させながら行っていくことで、エネルギーに満ちた「いきいきとした身体」を手に入れたいと願っています。

※マッチで自ら火事を起こして煽り、それを自らポンプで消す

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Comments

こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
対気の効果とは何だろう?と思います。前半の稽古などで鍛えられた気の強さを確認する場なのでしょうが、対気の反応は千差万別であり、強さというよりも感受性を確認する(アピールする)場かなとも思えます。

Posted by: 4階住人 | March 26, 2016 at 11:36 AM

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