« 的場騎手6000勝達成! | Main | 気の力と賭けの関係 »

的場の返し馬

 的場文男騎手の「返し馬」は長い。
 大井競馬(南関東競馬)のファンならば、皆さんご存知だろうと思う。
 ゆっくりとダクを踏み、キャンターでさっと流す。あるときは高ぶったテンションを下げてなだめてやり、あるときは闘志をひきだすよう丁寧にやっている。
 特に長くやればよいというものではなくて、騎手によってはほとんどやらない人もいるし、名手と呼ばれた騎手でも短い人も多い。園田からJRAに移籍した岩田騎手などは、よく短いと言われる。
 また、馬によってもさっと流しただけのほうが良いと判断されることもあるだろう。
 だが、とにかく的場は長い。可能性のなさそうな馬でもこつこつとやっている。
 よく「鬼追い」とも呼ばれるほど、大きなアクションで馬を追ってくる。一度バテた馬や、気の弱い馬を
「もうひと伸び」
させてくる。あるときは、その姿に思わず叫んだり、買っていない馬の場合は
「的場つっっ・・・」
と唇をかむ。
 そういう部分にも関係するのかもしれない。
 雨の日もかっぱ姿でもくもくとやっている。
普通の会社ならば社長が若い社員に
「お前たちも見習え!」
とどなるところだろうか。
 いずれにしろ大井にファンは一生懸命が好きなようだ。
 6000勝は3万何千回の返し馬から生まれた。
 だから素直に
「おめでとう」
と言えるのだ。

Cimg1601b

|

« 的場騎手6000勝達成! | Main | 気の力と賭けの関係 »

競馬」カテゴリの記事