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西野塾に友達はいません

 どちらかというと、男女ともに友人が多いほうです。しかし

 あえて求めないせいかもしれないが、西野塾に友人はいません。
 入塾した初期のころも、話ぐらいはしますが身分を明かすこともなく、名乗りあうこともありませんでした。人数も少なく気軽に話もできましたが、どこか外で話したりするくらいなら、できるだけ多くのクラスをとって早く身につけようと思っていました。
 たとえ有名人であっても塾以外でおつきあいをしたいとは思いませんでしたし、ハワイ合宿や忘年会にも一度も参加したことがありません。 西野先生自身が毎回自ら対気の相手をしていただけるので、それ以上の情報は必要ないと思っていたせいかもしれません。  まあそれでこれだけ続いているということは少なくとも私には必要ないのでしょう。 

 そういえば指導員も見事なくらい、話をしません。したがって、以前に指導員稽古が行われていた時も床に打ち付けられる激しい音が聞こえるだけで、何が行われているのかはわかりませんでした。 しかし、準指導員の方も参加していたようですし、一切情報が流れてこないところをみると、呼吸法の基本練習と対気をやっていただけで、特別に何かが行われていたのではないと思います。 

 そういうわけなので、噂話などからは無縁ですし、指導員も名札がないので名前もしりません。 かってに「河童」「円顔」「金太」「東大」など適当に名づけて対気の数をメモしていたこともありました。 とにかく情報量は少なく、ここに書いていることも、自分が直接に見聞きしたり、感じたことだけしかありません。 

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金沢そして歩くこと

 しばらく金沢に滞在して戻ってきた。
 3日間いたのだが、毎日午後には用があって観光は午前中のみ、あまり遠くにもいけず。市の中心部を毎日、淡々と流していた。

 駅前のホテルから、市内循環バスに乗って出発。兼六園や浅野川のほとりの主計町の茶屋街からゆっくりと歩き出す。落ち着いた町並みをたどり、古道具屋、九谷焼や加賀友禅の店などをのぞいて回る。日本海の海老や貝が中心の寿司で昼食(結構高いけれどさすがにうまい)、デザートは和菓子屋さん(これも割高だけど金沢ですから)でというパターンも変えないで過ごした。
 時々なんでこんなことをしているのだろうと思った。そこで歩きながら考察したところ、古都金沢の魅力もあるけれど、ようするに歩くのが好きなのだという結論に達した。 キョロキョロとあちこちをみたり、前を歩いている女の人の全体のバランスを観察したり、ついでにそれとなく前に回って顔との相関関係をチェック。それからフェルデンクライス的歩き方と自分で名づけた歩きを試したり。歩いている限り退屈しないのである。 

 競馬場であれ、隣駅の駅前通りであれ、じっとしていられない。歩いているのが楽しいのだ。 西野流呼吸法やフェルデンクライスでしっかりと身体をケアして、いつまでも元気でしなやかに歩くぞと思うと、とても前向きな気持ちになるし、今やっていることのすべてを肯定したくなる。 

 一つ心配なのが、このまま老いていった時に、家族が元気に散歩しているのか、加齢のために徘徊しているのかわからなくなるのではないかということである。 

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隠し湯

 8月末の関東地方を、あちこちで突発的な集中豪雨が見舞った。電車に乗っていても、突然豪雨の中を走ると思えば、しばらく行くと路面も濡れていない場所があるという具合である。1週間ぐらい、こんな状態が続くというのも例がないようだ。

 ちょうどこの期間に山歩きを計画していたが、苗場山、仙丈ケ岳といろいろと目的地の変更を繰り返したが、うまく整わないで1週間前に中止した。結果的には、中止してよかったということになってしまった。

 そんなわけで、一人で谷川岳のふもとの温泉に出かけた。夜はさすがに強い雷雨に見舞われたが、昼は谷川岳の双耳峰がきれいに見えていた。いっそ登ってこようかという気持ちにはなったが、あの強い雷雨にどこかで出会ったらと思うと、無理はできなかった。連日の雨で、足元もかなりゆるくなっているかもしれない。

 ところでこの温泉(名前は秘密)には、ここ10年くらい時間ができると、一人でやってきて湯治する。「隠し湯」というか隠れ家のような場所になっている。今回も、何冊かの本とアイポッドを持ってやってきた。ここのところ左の股関節の周りが少ししびれるようようで、あぐらができない状態なので、それも治しておきたいと思った。
 呼吸法、フェデンクライス、操体法などをやりつつ、お湯に何度も入り、そのたびに飲泉する。単調だが、自分の身体としっかりと向き合っている感じがよい。ここではお酒も飲まないし、テレビも天気予報だけというシンプルさだ。迷い込んだ鈴虫が一晩中鳴いていた。

 帰りは、なじみの運転手さんに駅まで送ってもらう。ずっと禁欲的な状態なので、普通であれば温泉から帰るときには、もう少し居たいなどと思うのだが、そんなこともなく、早く世間に戻りたいという気持ちになる。
 高原の空気を吸い、股関節は回復し、肌もつやが出たと思いながら、背伸びをする。気がついたら、いつのまにか夏休みが終わっていた8月31日の朝であった。

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