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うどん

 西野塾に入りたてのころ、よく東急文化会館の隅にあるうどん屋さんに立ち寄った。
 冷たい汁のかけうどんで、大きな梅干が一個ととろろ昆布が入ったやつをよく食べていた。
 練習の前に軽くお腹に入れるのにちょうどよく、関西風で出しが効いていて、麺もしっかりして、歯ごたえがあるところが気に入っていた。
 稽古時間との関係で他の塾生ともよく顔をあわせた。塾生がそれほど多くなかったので、すぐにわかった。狭い店で相席が多く、時には呼吸法や稽古歴などについて話すこともあった。
 いつも11時30分ころに行っていたので、ある日
「西野さんところへ行っているんですか」
 と突然、経営者らしい女性から声をかけられた。
そうですがと答えると
「西野先生もよくお弟子さんを連れてお見えになりますよ」
と教えてくれた。
 だから、どうということもないのだが、
先生がふだんどんなものを食べているのか、そんな話も気になるくらい西野先生の話題には敏感だった。どうすれば先生のようになれるのか。最初は武術的な面でのあこがれのようなものが、しだいに、
「いきいきと生きる」
ことや、人に生きる楽しさやパワーを与えるには、どうすればよいのかに変わっていった。
 今、東急文化会館は取り壊され、そのずっと前にうどん屋さんは姿を消してしまったのだが、
いまだに、求めるものはかわらず、渋谷通いが続いている。
どうすれば、そうなれるのか。先生に聞いても
「西野流呼吸法を練習すればよい」
と言われるに違いない。こういうのを愚問というのでしょうね。

Kawasemi02

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